ミリタリー&雑記ニュースブログ

個人的に気になるニュースとミリタリーに関することなどを情報発信したいと思います。

なぜ?NBAを罵倒しながら熱愛する中国人の矛盾

香港は中国の一部分だ、NBAは中国に謝れ!

NBA全米プロバスケットボール協会)は10月初め、人民日報など中国メディアから怒濤の非難を受けた。原因はヒューストン・ロケッツゼネラルマネジャー、ダリル・モーリーがツイッターで「自由のために戦う、香港と共に」というネットビラを投稿したこと。香港デモを応援するこの投稿はのちに削除されたが、中国側の批判は止まらない。中国バスケットボール協会は即座にロケッツとの提携関係を打ち切り、中国中央電視台CCTV)や中国IT大手テンセントはNBAのプレシーズン試合の放送を中止した。

* NBAはこれに反発。

香港デモに無関心なアメリカ人NBAファンたちも、わざわざ香港デモ参加者と同じ黒シャツを着て香港を応援し始めた。自由も民主もアメリカ人の譲れない価値観であり、自国民の思想の自由を禁止する中国が、他国民の思想に干渉するのはやり過ぎだと、彼らは批判した。

そもそも香港デモ支援は中国分裂と関係がない。香港は中国の一部であり、香港への応援はイコール中国への応援。デモ参加者らは香港独立ではなく、もともと返還時に約束されていた真の普通選挙を含む「五大訴求」(5つの要求)のためにデモをしている。しかも、民主も自由も習近平(シー・チンピン)政権が唱えている「社会主義核心価値観」の一部。なのに、なぜ民主と自由を求めている香港人は「暴徒」なのか。なぜ香港デモを応援するだけで「中国分裂」という罪になるのか。

今回のすさまじいNBAボイコット運動は1週間もたたないうちに終わった。ネット上にはNBAの試合をボイコットしようという声があふれているのに、上海と深圳で直後に開催されたNBAのプレシーズン試合には中国人ファンがあふれた。

試合会場に入ったNBA選手は中国人ファンから情熱的な歓迎を受けた。これが中国式ボイコット? ツイッター上でアメリカ人は思わず失笑したが、確かにこれが中国式ボイコットだ。政府の愛国主義教育で育った人々は、クチでは愛国を言っても行動は本心に忠実。教育された愛国心よりもっと広くて自然な感情が、中国人の心にもひそかに存在している。外国人の目には矛盾して見えるかもしれないが。

参照記事:
www.newsweekjapan.jp

↓ミリタリー系国際ニュースが好きな方クリックお願いします↓

国際政治・外交ランキング

にほんブログ村 政治ブログ 保守へ
にほんブログ村

中国共産党の歪んだ一党独裁の限界はいつか崩壊するのだろうか?

鄧小平理論の採用による市場経済の導入や一部資本主義経済の導入により力をつけた中国は結局民主主義国家になることはなくアメリカやヨーロッパの予想は大いにはずれてしまった。

香港では独立運動の集団が臨時政府を樹立しているみたいだが、共産党が弾圧しやすいように作ったブラフの可能性はないのだろうか?

今後も中国の動向を注意したほうが良さそうだ。