ミリタリー&雑記ニュースブログ

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ラグビー場に旭日旗はいらない なぜなら「旭日旗が差別的メッセージに当たる」から

旭日旗が振られてきた「文脈」

成功と同時に、ラグビー憲章の精神に関わる課題が浮かび上がっていることも指摘しておく必要がある。複数の日本戦の観客席で目にした旭日旗だ。あらかじめ前提を整理しておくと、この大会で旭日旗の持ち込みは禁止されておらず、現状は試合会場で散見される程度で、大きく目立っても深刻な問題になってもいない。では、なぜ指摘するのか。それは、誤ったメッセージを発信しかねないと懸念するからだ。

まず、他のスポーツで旭日旗がどのような扱いになっているかを押さえておこう。2017年、アジア・チャンピオンズリーグに出場した川崎フロンターレは韓国チームの水原三星と対戦した際、サポーターが掲げた旭日旗をめぐりアジアサッカー連盟AFC)から無観客試合、罰金などの処分を受けた。「旭日旗が差別的メッセージに当たる」というのが主な理由だった。

韓国のチームだから問題視した、AFCの中で韓国の声が大きいだけだという指摘は当たらない。フロンターレ側の「一部地域や相手の主張で、差別的と判断されるのは不当」という主張はAFCに退けられた。フロンターレはスイス・ローザンヌにあるスポーツ仲裁裁判所に訴えることもできたが、それは行わなかった。「判断が覆る可能性は低い」と判断したからだ。政治的な意図はない、という言い分は相手が韓国かどうかにかかわらず、スポーツの世界では国際的には通用しない。もう少し、補足しておこう。

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「旗はシンボルであり使う人の意図によって意味は変わる」

旭日旗について、私の考えは政治学者の木村幹(神戸大学大学院教授)と近い。韓国政治を研究する木村は、朝日新聞のインタビューに「旗はシンボルであり、使う人の意図によって意味は変わる」と指摘している。フロンターレや、日本政府は旭日旗そのものに政治的意図はないと主張する。国内なら辛うじて、その理屈も通るだろう。

しかし、大事なのは文脈だ。今の日本でどういうときに旭日旗が振られているかが重要だと木村は言う。私も取材で目にしたことがあるが、大々的に振られているのは、ヘイトスピーチ団体の反韓嫌韓デモの現場だ。「韓国は敵」「殺せ」というデモの中で、存在感を発揮してきたのが旭日旗である。「こうした事実は今では海外でもよく知られているので、たとえ、その意思がなくても、旭日旗を振ることで間違ったメッセージを送ってしまう可能性は常にあります」(前掲、木村インタビュー)

文脈がある旗をわざわざ持ち込んで、振る必然性はどこにもない。ラグビーワールドカップ旭日旗の持ち込みが禁止されていないのは、持ち込んでもよいという意味ではなく、これまで問題にならなかったからだ。

以下略参照:
www.newsweekjapan.jp

旭日旗海上自衛隊に公的に用いられている旗であり、ヘイトスピーチに使用するべきではないと思います。

ただし、こういった旭日旗の議論が自衛隊が使用する旗は帝国主義の象徴だから変更しろ、植民地弾圧の旗だから無くそうって議論になってほしくないですね。

2000年代初頭まで海上自衛隊が韓国の港に向かう際、特に何も言われなかったから、今更納得できないです。